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闇の恋歌

ネタバレ全開なので「闇恋」を読んでいない人でネタバレが嫌な人は読んじゃダメです。

 ダイダラボッチ♪ダイダラボッチ♪・・・ダイダラボッチといえば、やっぱり鬼太郎だよなぁ・・・。あの、巨大な鍵を地面に差して回すと部品が飛び出てくるっていうのは・・・今から考えても秀逸なアイディアなんでないかと・・・
 と、関係ない話は置いといて(笑)何故ここでダイダラボッチかというと、、、「闇恋」を読んだ方ならわかるはず( ̄▽ ̄)。

 構想8年!(だったのか・・・あらためて呆然)。ついに出た!待ちに待った「闇の恋歌」〜〜〜!!!
 ということで、特別枠にて読んだ感想など思いつくままに綴ってみる。。。
せつらの恋愛について〜!
   私的最大関心事でありました(笑)。惚れ方と、リアクションがどう描かれるのか、という点が一番気掛かりだったのですが、これは見事に予想通りでありましたわ。・・・良かった、裏切られなくて・・・( ̄▽ ̄;。
 でもブルース中編の「女騎士の歌」の時の仄かな恋とはまた違って・・・(* ̄m ̄)。

 何しろジャンル的に恋愛が主ではあり得ないし。一目惚れ〜〜。理屈じゃないのよね、恋愛は♪(* ̄m ̄)。女も男も「顔だな」と思う瞬間・・・(笑<オーラとかインスピレーションとかいう発想はないのか、自分)。

 美冬が、「こんな女、絶対いねぇよ!!」と思うような「出来た」女なのは、まあ、やんごとなきお生まれってことでいいことにしよう。正にせつらの理想の女性像っぽいしー(笑)。
 で「惚れた」と見た瞬間、自覚したんだろうせつらの、逃げ腰っぷりが楽しゅうございました。やっぱり、本能的に「恋愛はご法度」なんだな、せつらの中で。しみじみ(と勝手に解釈)。弱味になっちゃうしねーー(そこが愉しみなんだが。見てる私は(* ̄m ̄)<鬼畜)。

 しかし、知り合いにことごとく見破られる呆けっぷりってのはどうよ?(笑)。未熟者め〜( ̄▽ ̄)。

 でも最初は、あくまで仕事として関わっておったのに、最後の方は私情で動いてましたな、せつら。。。。だってタキの生死を確認して、ボディガードを探して来た時点で依頼終わってるよな??だ〜〜れも指摘しなかったが、せつらはガードは依頼されてないのに守ってたんだよな〜〜。ま、ガードは依頼されたとしても「それは人捜し屋の仕事じゃない」と断るだろうが・・・。全くの私情で美冬を守って・・・・き〜〜〜〜〜〜っ!!←私の複雑な女心( ̄▽ ̄)。

 し・か・し!人妻だぜ、わりゃあ!!周りも「お似合いだ」なんつって不倫を勧めるんじゃねぇ(まあ人妻だってことを知らない人も多かったわけだが)!!美冬ももっと旦那持ちだということを自覚しなさい!!と思い続けていたのは私だけか??王様の立場ないな〜〜。

 せつらだって最初から諦めモードじゃーん。なんちゅーか積極的に自分のものにしようって気は全っ然ないしな。この辺、やっぱり諦観してるのかしら〜。。。こういう恋愛への姿勢だと、惚れた女は逃がし続けて、いつかやたら強引な押しかけタイプの女に捕まるわよ( ̄▽ ̄)。恋愛に臆病なのか、不器用なのか、「しちゃいけない」って気持ちが強すぎるのか、どれでしょうなー。全部が複雑に混じっている気もするが。

 大宴会の後、添い寝するあたりなんか、かなりドキドキいたしました。。。紳士だな、せつら。。。というよりやっぱり只の臆病者か?!まあ、それだけ美冬が大事だったのだな〜〜ってことにしておこうかな?( ̄▽ ̄)。病院の屋上での、肩に手が触れただけで慌ててるあたり、単に純情なのか〜〜〜?(* ̄m ̄)

 蜃の夢の中で美冬に「私と一緒はお嫌ですか?」と聞かれた時のせっちゃんの衝撃っぷり!!(笑)。笑いましたとも。晴天の霹靂だぁ?!目と目で通じ合ってる気か!!ちゃんと告白しろーー!!!・・・いいとこで邪魔が入るし、もう!ああ、もう、おばちゃんは見ててハラハラしちゃうよ(笑)。若いもんはいいね〜〜。しみじみ。。。

 それにしても、あの後、トンブに救出されるまで、お前ら、夢の中でいちゃいちゃしっぱなしか???お〜〜〜〜い。。。。( ̄▽ ̄;。ええ夢ですな〜〜〜。

 で、一件落着で最初で最後のデートをして、行くとこまで行っちゃうのは、まあ「あー、やっぱり行ったか〜〜」って感じで読んでたんですが・・・・美冬の一言で<僕>大失恋〜〜!!!ごめんなさい、笑いました(ひでぇファンだよ)。「こりゃ〜、キツイ。ここまで行って、本命は<私>かよー」と。

 でも<僕>も<私>も同じ秋せつらだから、せっちゃん的にはどっちに惚れられててもいいんだろうか?いいわけない気がするんだがー。。。切ない<僕>せっちゃん(゚дÅ)。女運がないよな〜〜、、、っていうか、それまで<僕>に惚れてた女でも<私>に会った途端、みんなあっちに心奪われてるような。。。なんか双子の兄を紹介した途端、全部そっちに掻っ攫われるような、そんな図式・・・?可哀相。。(゚дÅ)。

 ・・・・いや、笑っちゃったけど、素直に考えたら、せつら、すげ〜、切ない想いをしてますな〜〜、この恋は。。。(゚дÅ)。

オールスターについて〜!
   さすがに2冊強分のページ数だけあって、前宣伝通り、出ましたなー、みんな。でも予想以上に豹馬大活躍だったので驚きましたわ。いい役所だし。夜香は予想通り、通りすがり出演だったけど〜(笑)。・・・でもって、ヴァイオリンかよ・・・( ̄▽ ̄;。さすが夜の貴公子だぜ。。新宿デイジーの活躍も楽しかった〜♪初の三人の挿絵に感動!!!こんな見た目であのオネェ言葉か。。。。( ̄▽ ̄;;。<新宿警察>って怖い(笑)。

 人形娘は、さすがの活躍っぷり。っていうか、もう<新宿>で確固とした正義感と人情で行動してるのは彼女だけでは・・・(゚дÅ)。みんな鬼畜だもんよーー。。。豹馬とのコンビも中々よかったですな〜。しかし最近、人形娘はべー、だのいー、だの、かなりやんちゃ(?)な部分が出てまいりましたな(笑)。大鴉もがんばりました〜♪大鴉も好きなんだな〜〜( ̄▽ ̄)。

 オールスターに入れていいのか知らんが、蜃が出てきたのも嬉しかったり・・(笑)。実は蜃のファンだ(爆)。・・・しかし浮気性だな〜〜、お前も。。とか思ったのは蜃が可哀相だから秘密にしておこう( ̄▽ ̄)。リゾラのせいだしね〜。でも蜃の夢がせつらの望み通りのいい夢だったのは、リゾラの魔力のせい??<死ぬ前にせつらに惚れたからとか・・・いや、そんな可愛いタマではない気がするんだが。それともダイダラちゃん(仮称)の圧力が蜃に働いていたのか??

 そして今回、一番謎だったメフィスト先生。・・・まああれ・・はダミーだったんだろうが、いつからあっちへ行ってたんだ?!せめて病院スタッフには伝言していけよ!!可哀相じゃんか!と思いました・・・(笑)。いや、さすがにアレはダミーだろうと思ってたんだけど、あまりに病院スタッフが悩んでいるので、ちょっと心配になったですよ。「まさかホントにあれしきのことで死んじまったんじゃあ・・・」と(笑)。ガレーンさんの時もしばらく信じられなかったもんなぁ。。

 まあ、病院スタッフにも知らせず姿をくらませてたのは、御大の策略だろうが(メー先生のことだから死んでるわけないって思う読者をひっかけようと)ちょっとひっかかりかけて、時々心配になった自分が口惜しい(笑)。

 でもどうやって軍事政権を倒したんでしょうなぁ。。。さすが<魔界医師>。どうやったのかさっぱりわからん。しかし、とっとと元凶の国へ行っちゃうあたりが・・・やっぱり美冬をさっさとせつらの前から消したかったのか?と邪推する(笑)。せつらの手術した後、区役所にはダミーを行かせてすぐ飛んだのかな〜〜。

 いや、いつものメー先生なら、患者を殺られたら、こんな絡め手じゃなく、直接対決で「血の五本指」を始末しようとするよな、絶対。ということで、せつらの恋愛を邪魔する方が大事だったんだろうな(笑)。一石二鳥は狙ったにしても。。。。

 無表情でもはっきりしっかり嫉妬はしてましたよな(* ̄m ̄)。

噂の第三人格について〜!
 

ラストのダイダラちゃん出現シーンのつもり。。。
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 出たよ、ダイダラボッチ(笑)。最初は「<魔震>戦線」、この前は「魔人同盟」で出てきたせつらですな〜。でもこれって、第三人格って呼んでいいのか??せつらの意識の表層人格1=<僕>,表層人格2=<私>で、こいつはせつらの心の闇に潜んでいるもの。。。?

 そもそもメフィスト病院の某スタッフは何を「出す」「出さない」だったのであろうか???4年前に出た後、院長室で封じてたわけじゃないよね?あれ?そうなのか?この辺まだよく理解できてません・・( ̄▽ ̄;。大体、4年前に院長室で、何しに出てきたんでしょうな〜〜。もしかしてメー先生がせっちゃんに対して良からぬ行動に出て、ぷっつん切れたせつらから出てきて暴れたか??「私に何をするーーー!!」ってさ(爆笑)。ということはそもそものきっかけを作ったのはメー先生。。。(* ̄m ̄)<これは妄想しすぎ>自分。

 ところでこいつ、人称は特に使わなかったよね。トンブの所へ行った時の「出すな」って言ってた「私」がちょっとそれっぽかったけど。でも、そこまでバリバリに出てる感じじゃなかったし。いつもと「違う」程度だったか、この時は。。う〜〜ん。。。

 でもさ・・・こいつ、出てくるたびにせつらからはみ出してるのがなんとも・・・(笑)。きちんと中に収まっておけないものなのか??いや、迫力あっていいんだけどね〜〜、ダイダラちゃんてば、お・茶・目♪
(あ、念のため。別に第三人格がダイダラボッチそのものではありません。中の存在を感じた豹馬と人形娘が例え(?)で「ダイダラボッチ」を出してたから、つい・・・( ̄▽ ̄))

 ・・・・しかし・・・・せつら=破壊神か。。。。おいしい・・・おいしい設定だ。ケケケケケケケケ。。。まあ、がんばれやー、せつら。

ラストについて〜
   ということで、楽しく読みました。全体としてはテンポもよくて、いい出来だったのでは・・・。とことん悲恋なのも、「ブルース」らしくてよろしいかと思います。ラストの凶弾の主の正体にはなかなか意表を突かれましたし。うーん、あれが伏線だったとは思ってもなかったので、これはお見事でした。
 DMもね。。。まさかこのキャラがここまで粘るとは思ってもみてなかったんだよな。どっちかというと一番に倒されるキャラかと思っておったので意外でしたわ。

 でも結局、あの凶弾は、せつらがもてすぎたせいだよな〜〜。。。ああ、哀しい。。。(゚дÅ)。

 しかし、この話、ラストでダイダラちゃん(この呼び方止めろ>自分)を呼び出すためだけにあったような気がしてならん。美冬はそのための捨てゴマだな、話の作りとしては(かなり暴言)。

 でも美冬を諦める覚悟は最初っから出来てたせつらが、目の前で死なれたってだけで、ダイダラちゃんの出動となるんだから・・・マジで惚れてたんだねぇ(゚дÅ)。夏祭りの日にも「もう終わらせなければ」なんて、明らかに自分から気持ちを切ろうとしてたのにな〜〜。

 怒り心頭なのか彼女が死んじまった絶望で「こんな世界壊しちまえ」と思ったのか、破壊神として新宿に向かおうとしたせつらを止めた人形娘は立派です。「闇の恋歌」ってせつらの恋物語だけど、人形娘の恋もあるよね。。健気だわ(゚дÅ)。

 あ、「闇」ってのはもしかしてせつらの中の破壊神のことか?!いや「闇」ってのは「秋せつら」のことだと思ってたんだがな。あー・・・・やっぱり秋せつらを指してる方が正しい気がする。ということでダイダラちゃんを含め、<僕><私>丸ごと全部の秋せつらが美冬に惚れてたのかしらん。。。で、、、、一言言いたい。ふがいないぞ!メフィスト!!・・・事件解決には大変貢献してるけどサ。。。

 ・・・しょせん、せつらには適わないってことね( ̄ー ̄)ふふん。メフィストファンの皆様、ごめんなさい・・・( ̄▽ ̄;;。

 ・・・で、結局、身を呈して人形娘がせつらの暴走を止めたのだが・・・これって<新宿>の良心が勝った形だよな。。。(゚дÅ)。エエ話や。。。

 

 今ふと思った。

 せつらのダイダラちゃんとふゆはるの非常識暴走パワーがぶつかったらどうなるんだろうな・・・・。地球崩壊?

 超・超・超・傍迷惑だよな、秋一族はよ。。。。<これが結論かよ。。。( ̄▽ ̄;;>自分

'03/12/05 UP


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