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海亀の神秘

 ちょっと前に見た夢。

 そこは絶海の孤島だった。360度見渡す限りの水平線には島影一つなく、カラリと晴れ渡った空には鳥一羽見えない。
 頭上の深い青から水平線へと薄くなるグラデーションを見せる空を見ていると、この世界を汚す人間文明などどこにも存在しないかのようだ。

 海に目を転ずれば、水平線の明るいブルーから、こちらへ向けてエメラルドグリーンの透明な水の連なりが、爽やかな風となって届く南国の海。白い砂も目に痛いほど眩しい。

 でも暑かった(笑)。さすが南国!我々がいるのは何やら南国の海に浮かぶプリン型の島。そのてっぺん!

 緑が生い茂った島のてっぺんには丸い池がある。ちょっと水が減ると真ん中に丸い島が出現してドーナツ型の池に変身すると思われる池だ。

 透明な水が満々とたたえられた池の周囲に我々はいるのだ。ちなみに池の周りも全部白い砂。そして何故かこの池の水は海水なのだ。

 ところで、さっきから「我々」と言っている。私以外にもその場には大勢いたのだ。みんな体操服に赤白帽をかぶっている。小学校の遠足(?)らしい。。。私も小学生だ。

 我々は池の周りに集まって、今か今かと主賓の登場を待っていた。
 池の周りが砂地で、それを囲むように木が生い茂っているが(残念ながら、大陽が真上のため、池の周りは全く日陰にならず)、一箇所だけ、その木が途切れている箇所がある。そこはそのまま砂地のスロープとなって、海岸まで達しているのだ。
 それは海亀のルートであった。

 かなりの急坂(しかも砂の!)を、やがて海亀が一匹、しずしずと上がってきた。そして、てっぺんの海水池へ入ると、中央の一番浅い部分へ腰を落ち着け、我々の見守る中、ポロポロと涙をこぼしながら出産を始めた。。。

 そう、我々はどうやら海亀の出産を見学しに来ていたらしい。

 さんさんと日の照りつける中、海亀は卵を産む。

 ニョロニョロニョロと。

 それは透明なゼリーに包まれた、黒くて丸い卵。。。次々と出てくるゼリーは1本に繋がっている。。。。どう見ても巨大カエルの卵

 しかし私も含め、誰も疑問には思わない。

 やがて出産を終えた母亀は同じルートを海へと帰って行った。後には海水池の中にたゆたゆと漂うカエルの卵。。。

 が、これで終わりではなかった。なんと次の海亀がやってきてしまったのだ!

 呆然と見つめる我々を尻目に、第二の海亀はさっきの海亀と全く同じ場所に陣取り、同じように卵をニョロニョロと産んで去っていった。

 後には巨大カエルの卵が二塊。。。。

 そこで、はっと気づいた我々。違う亀の卵が同じ場所にあったら、先に生まれた方が後の卵を食べてしまう!!(汗)。でもそんな習性は多分亀にはない。。。

 と、あたふたしたところで目が覚めた。

 改めて考えると、出産場所も時間帯も、産んだものも、全てが変な夢だった。。。ああ、海亀の神秘よ〜〜(違うって)。しか〜し、何故に海亀の出産を夢見たのかが最大の謎である。

 まあ、海と空がきれいだったから儲けた気がするけどね( ̄▽ ̄)。暑かったけど〜。

'03/10/31 UP


圧縮エレベーター

 ちょいと前(半年以内・笑)に見た夢。

 恒例家族ドライブだった。人がやっと通れる裸山状態の岬を片輪走行で(!!)突破してたどりついた温泉街。雰囲気は伊豆下田のあたりな感じ。地形とか。

 ここで温泉旅館に泊まった我々。旅館といっても豪華ホテルっぽい内装。

「お食事は○階のレストランにお越し下さい」というタイプの宿だった。ちなみにうちの姉上は車椅子なので、上下階移動にはエレベーターを使う。エレベーターのない宿の時は私がおんぶして、両親が車椅子を持ち上げで階段を上り下りしなくてはならない。

 階段移動で一番の恐怖体験は「新日本海フェリー」で外看板の長いはしご階段をおんぶで上らされた時だった。。。。(あれはあっちの不手際だったのよ。。。本来なら連絡がちゃんと行ってエレベーター近くに車をつけさせてくれるよう手配されるんだがね、車椅子利用者がいる車は・・・。この時は手を抜かれたか、舐められていたのか、外看板出入り口近くに止めさせられたのだ・・・)ふふ。。。夜のハシゴを高所恐怖症なのに上らされちゃったわ。おまけに姉上は下半身が全く動かないのでおんぶの時は両腕を私の首に回しただけで捕まってるのだ。足は筋肉が固まって開かないから私が足を両脇に抱えるのも出来ない。当然私は首が締められるので、片腕で首が絞まらないよう、姉上の腕を前にひっぱりつつおんぶするわけだ。。。。その状態でかなりな風に吹かれながら何メートルもはしごを上る恐怖よ。。。。ふふふ・・・・(遠い目)。二度とあんな経験はしたくありませんぞよ、フェリー会社の方々。・・・・はっ。すげ〜〜、話脱線しました?いきなり回想モードで失礼しました。

 無理矢理夢の話に戻す(笑)。

 我々はレストランへ移動するため、エレベーターの場所へ行った。なぜかこの時父上はいず、母上、姉上、私の3人だった。そして知った驚愕の事実。

 ここの旅館最新型エレベーターを導入していて、一瞬で移動できるスグレものエレベーターだったのだ。

 が、使い方が難しい。

 ます、エレベーター室へ入ると中にもう一つ丸い柵がある。この柵の中が移動するのだ。

 そしてその柵の中の床の上には箱(フタつき)がある。人間はこの箱の中に入らねばならないのだ!

 あんまり大きい箱ではない。かなり無理矢理押し込めねば入れない。車椅子は後で送ることにして、その箱の中に母上と姉上を私は押し込めた。もう、なんちゅーか、体の硬い人は入るの無理!体の硬さ王を自他ともに認める私なんか、どうがんばっても入れない感じ。

 そんな箱に私は母上と姉上をみっしりと、無理矢理つめた(魍魎のはこ・・・汗)。そしてフタを閉じる。

 なぜか子供とかの見物人が出来ていた。
「これ!そこのボーズ!危ないから柵の中に入っちゃいかん!」
と、注意しつつ、スイッチを押す。

 次の瞬間!

バシュッバシュッバシュッと派手な音を立てて箱はさらに小さく圧縮され、射出されるように一瞬で目の前から消えた。

 目的の階に一瞬でついたことだろう。

 ・・・このあたりでうやむやにこの夢は終わった。

 起きてから、最新型っていいながら、他の人の手を借りないと乗り降りできないところが不便なエレベーターだな、と思った。移動は速いかもしれんが、移動する前段階が長いし、手間かかるし、何よりあんな圧縮かけられたら、中の人間
死ぬだろ!?

 

 ところでナゼかここのところ夢判断とか心理分析とかされるとヤバ気な夢ばかりここにUPしてる気がするが、だって見たんだもん。んでもって、私の心理分析とかこの夢の内容を見てしないように願いたい。そんなもんは知りたくもないぞよ。

'02/10/25 UP


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