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びんせんの出来るまで

 はい、丁度びんせん製作時期にあたったので、ここではすばるの原稿の出来る過程を順を追ってご披露しましょう。
 まずは下描き。大雑把な性格のすばるはラフなど描きません。構想を練りつつ即下描き。線が多いので「どれが正しい線かわからない」とPROMIメンバーには評されます。もちろん自分では正しい線がどれなのかは了解しております。鉛筆線が見やすいように全体のコントラストを落としてます(だから全体がグレーに見える・・・)。
 主線終了。髪の毛の線がブタの耳にかぶってしまったがまだ修正前の絵。インクが少々濃くなっていたので細い線がちょっと描きづらかった。。。(この絵のあと、次の絵を描く前に水を入れて濃度調節)。罫線は白抜きトーンで入れるつもりなのでペンでは入れず。髪もベタではキツそうなのでトーンにすることにしました。最近のすばるの原稿(特にびんせん類)は主線以外あまり描き込むことをしておりません。主にベタとホワイト効果とトーンワークによって仕上げて行きます。今回も例外にあらず。
 トーン貼り終了。削りはこれから。空のトーンをどれにするかさんざん迷いました。可愛い感じを出すために粗めのアミにしたかったけど、粗過ぎると削りが効果なくなるし・・・と。あまり粗いアミは種類を持っていないので、少ない候補の中で悩んだのでした。
 トーン削り終了。空と雲はほぼ目論んだとおりの出来。トンカツが白いのでトーンを貼ったらコロッケに見えてきました。。。でも状況からしてトンカツと解釈してくれる人もいないことはないでしょう。。。トーンを貼るとキャラの頭の線などが弱くなったので、ピグマで絵取り直して太くしました。白抜きトーンで罫線を入れたら、思ったより目立たなかったので、ラストに丸ペンでトーンの上から罫線を細く引きました。

 ついでだからラストに今回同時進行で描いたびんせん原画を公開(笑)。「蔵*資料室」の「びんせんフォルダ」に完成品あります(小さいけど)。ちなみにすぐ下の「ぶーちゃん」のヤツはびんせんにあらず、封筒。




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