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地下水脈の出来るまで

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 え〜、久々に出来るまでシリーズをややネチコめにやってみようと思います〜。といっても多分あまり目新しいことはしてないんですが。。。( ̄▽ ̄;。

 今回の目標は「涼しげな絵」。透明感のある水に浸かっている状態というのを描いたことがなかったのでやってみよー!というのが最大の目標でありました。キャラはおなじみ「魔界都市」のせっちゃんですな。


 まずは、毎度おなじみ主線レイヤー。

 A4に納めるつもりが納まらず、紙を継ぎ足して結局ほぼB4サイズになった紙につけペンで主線を入れ、髪ベタを筆ペンで入れたものをスキャナで読み込み、合体させ(スキャナがA4までのサイズだから横にして上下別々に読み込んでます)、レベル補正した後、ゴミ掃除も済ませ、一部主線の修正もしたもの。

 ちなみにゴミ掃除の前に「フィルタ→ノイズ→ダスト&スクラッチ」を1pxでかけることもよくあるのですが、これをするとゴミも消えるが線もボケるので今回はかけずに地道に掃除しました。

 ・・・え?目のよろしいあなた、線の端がピンクっぽく見えますか?( ̄▽ ̄)。はい〜、大当たり、掃除と修正が終わった後、グレースケールチャンネルをコピーして「イメージ→モード」でグレースケールからRGBに変換した後、魂胆あって「イメージ→色調補正→色相・彩度」で黒い線をピンク系に変えておりますの。

 キャラ主線レイヤー。

 今回は多分後で背景の主線を消すことになるだろう、消さなくても色は変えるぞ、と思っていたので、キャラの主線と背景の主線レイヤーを分けることにしました。ということで、主線レイヤーの上にキャラ主線レイヤー作成。

 いつものごとく、先ほどコピーしておいたグレーチャンネルを「選択範囲→選択範囲の読み込み」で「反転」にチェックを入れて読み込み。100%ブラックで塗りつぶしました。その後、背景と水の線のみを消しゴムツールで地道に消すという涙ぐましい(オーバーな表現)作業をいたしまして、キャラだけの主線が出来上がり〜。この背景線だけ消す作業で、ちゃんと消せたかどうかを確認しやすくするために最初の主線レイヤーの主線をピンク系に変えたのでした〜。いや、主線レイヤーを非表示にするという手もありますけど、大抵全体が見られるサイズの表示(大体12.5%ぐらいのサイズになってますな。350dpiで作ってると)で作業して、細かい作業の時だけ部分拡大しているのでそれだと肝心の主線がどこにあるかわからなくなりそうで( ̄▽ ̄;。

 背景主線レイヤー。

 キャラ主線レイヤーの上に作成。再びグレーチャンネルのコピーを反転で読み込み、レイヤーパレットで「キャラ主線レイヤー」をctrl+altを押しつつクリック。これで背景線部分のみの選択範囲が出来たので空色で塗りつぶして背景主線完成。

 今更の説明ですが、レイヤーパレットでctrl+クリックでレイヤーを押すと、そのレイヤーに描いてある部分のみが範囲選択されます。ctrl+shiftで同じようにクリックすると以前に選択した部分に新たな選択範囲が追加され、ctrl+altでクリックすると以前選択した部分から新たな部分が削除されまする〜。ということで、ここでは主線全体の選択範囲からキャラのみの主線部分を削除する方法で背景のみの選択範囲を作ったのですな。

 背景1レイヤー。

 キャラ主線レイヤーの下、主線レイヤーの上にレイヤー作成。濃いグレーで塗りつぶしました。ちなみに私がやってる塗りつぶしはいつも「編集→塗りつぶし」利用。

 肌レイヤー・目レイヤー。

 背景1レイヤーの上に下塗りレイヤー→肌レイヤー→目レイヤーの順で作成。この各レイヤーは選択範囲を作る目的も兼ねるので不透明度100%のぼかしなしブラシでベタッと塗り、はみ出たところを消しゴムツールで地道に消して作ります。なので境界がくっきり。

 選択範囲というものは、はみ出しを防止したりするために大抵の人が作ると思うのですが、選択範囲の作り方は人それぞれだと思います。私はこのソフトを使い始めの頃は投げ縄ツールで地道に作っておりましたが、これはちょっとしたうっかりで今まで作った選択範囲が一瞬でぱあになるので早々に止め、次に投げ縄ツールで超大雑把に選択範囲を作ってからクイックマスクツールでちまちま作る方法に移行しました。が、クイックマスクにしてもアルファチャンネルにしても、結局はブラシと消しゴムで塗りつぶす作業なんですね〜。だったらわざわざ選択範囲としてアルファチャンネルを作って保存しなくてもレイヤーに色を塗っちゃっておけば同じじゃん、と思って今のやり方に定着したのでした〜。さらに、一枚のレイヤーを部品ごとに色を変えて塗り分け、色域指定選択で選択範囲を作っていく方法もありますが(私が最初に買った本にはこの方法が推薦してあった)これは主線に切れ目がなく、塗りつぶしツールやマジック選択ツールが有効に使える人向きで、私のような隙間だらけの主線を描く人間向きではないのですな(゚дÅ)<何度か挑戦してみてそういう結論に。ちゅーことで。。。なんかこのソフトを使ってない人にはさっぱり意味のわからんことをずるずる書いたかも( ̄▽ ̄;。わからない人はこの辺、読み飛ばしましょう〜〜。

 さらに突然用語解説(笑):アルファチャンネル=選択範囲。選択範囲はチャンネルパレットではアルファチャンネルとして処理されていて、このアルファチャンネルでは黒白の塗りつぶし画面として編集・変更・保存・読み込みが可能。画面への表示をチャンネルパレットのアルファチャンネルの表示に切り替えるとブラシでの塗りつぶしやグラデーションを利用した選択範囲の作成が可能なので、大変バリエーションに富んだ選択範囲が作れるのですな〜。ツールで作った選択範囲もその都度アルファチャンネルになっているが、これは選択範囲を保存しない限りは選択範囲を消した時点でチャンネルパレットから消滅します。う〜〜ん、こう説明しても、使ってないとなんのことかさっぱりわからんのがアルファチャンネルですな〜(笑)。

 下塗りレイヤー。

 キャラの、色を塗る部分全域をカバーしたレイヤー。大抵上のレイヤーで塗り重ねる色がわかりにくくならないように100%白で塗りつぶしておきます。今回も白〜。これも選択範囲としてのレイヤーみたいなもんです。メフィスト先生とかならこのレイヤーがそのまま服の色も兼ねますが(笑)。

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