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まどろみ&05賀正の出来るまで

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 「出来るまで」シリーズ〜。今回は我流GIFアニメの製作過程をお披露目〜。最近作の大物二枚をご紹介〜。
 まずは「まどろみ」せっちゃんから。このアニメは「せつらに瞬きさせたい」とふと思い立ち作りました( ̄▽ ̄;。で、最初は瞬きだけのつもりが、どうせなら口も動かすか〜という気になったので、口と目を動かす方針に。

 ところで、GIFアニメとは、自動で動くパラパラマンガのようなものです。何枚かコマを用意して、そのコマを順に表示していくので動いているように見えるのです。

 「GIF」というのは画像圧縮形式の一つでして、圧縮の方式上、ベタ塗り風の絵に向くのでアニメ塗りがよろしいのですが、「まどろみ」せつらはつい私の普通の塗りにしてしまったので圧縮があまり効かず、重いアニメファイルになってしましました( ̄▽ ̄;。

 ちなみに私がGIFアニメ製作に使っているソフトは「フ」のお絵描きソフトに付属のプラグインソフト「イ○ージ○ディ」というやつです。このソフト、WEB用のちょっとした小技加工が出来るので重宝しておりますのよ〜〜。

 で、このソフトでアニメーションを作るには、「フ」のソフトで作ったレイヤーの表示・非表示の切り替えを利用する、と。この辺がアニメ作りの基礎知識であります。。

 ということで、動かす部品をレイヤーに分けつつ元ファイルを作成します。ご利用は計画的に( ̄▽ ̄)<違。今回の元絵はこれ。動かすのが顔の中だけなので、ここでは顔付近のみUP。紙に描いた主線を読み込み、「乗算」モードにして背景、肌、服等、塗り終えた状態です。

 ぬっへっほ♪。紙に描いて読みこんだ主線は上の絵の通りだったのですが、実は塗る前に眉&目と口は別レイヤーに分離させておったのですー。ということで、目と口も非表示にして、完全土台のみを表示したのがこの画像。

 いつもなら重ねる部品のレイヤーで土台の部品を隠すような塗りにして怠けるのですが、今回、前髪が眉にかかっていて、しかもその眉も動かすので、重ねる部品で下の部品を隠すのはかえって面倒、と判断したため、動く部品を全て別レイヤーにすることにしたのでした。

 ちなみに主線レイヤーを丸ごとコピーし、土台の主線の目と口は白で塗りつぶして消し、コピーしたレイヤーでは逆に髪や輪郭線を消して別々の主線レイヤーにわけたのでした。目と口も別々に動かす予定なので、目の主線と口の主線も別のレイヤーに。

 ということで、部品のみのレイヤーを表示してみました。後でアニメにする時の「表示・非表示」切り替えが楽なように、目の主線と色をつけたレイヤーで「閉じ目レイヤーセット」、口の主線と口の色をつけたレイヤーで「口1レイヤーセット」を作りました。以下、部品は全てまとめてそれぞれのレイヤーセットにしております。この画像は閉じ目レイヤーセットと口1レイヤーセットを表示し、他のレイヤーを非表示にした状態。

 薄目レイヤーセットと口2レイヤーセット。これは最初の計画ではなかった部品ですが、目を閉じたのと開けた部品だけだと瞬きが唐突すぎる気がしたので急遽中間コマで使うために作成。ちなみに目と口の部品の主線も紙にペン入れしたものを読みこんで使ってますが、コ○ヨの「計算用紙」という無地の薄いレポート用紙風の紙を元絵の上にずれないように置き、下の絵を透かしつつ描いてますー<動かす部品の主線。紙の段階で位置やサイズが合っていれば、読み込んでから元ファイルに合体させるときに楽なもんで。

 開き目、口3セットを表示。これも紙に描いた主線を読み込んでます。元絵主線、部品主線は別々に読み込んだ後「乗算」モードで下が透けて見えるようにした状態で、元絵の方に部品主線レイヤーをドラッグしてきて慎重に位置あわせをしております。

 部品まで全部準備できたところで、ファイルを保存。いよいよイ○ージ○ディを起動。開くと画面左下にある、アニメーションパレットと、右下の方にあるレイヤーパレットを使って、いよいよアニメ製作開始( ̄▽ ̄)。
 アニメパレットの簡単な説明をいたしますと、図の「1」がアニメの1コマ分。ファイルを初めて開いた時には一番左端の1コマしかありません。「6」の新規作成ボタンのクリックでコマ数を増やして行きます。また、このボタンへコマをドラッグすればそのコマのコピーが作れるのも「フ」のソフトのレイヤーパレットと操作的には同じです。「7」は削除ボタン〜。

 「2」の部分が只今選択中のコマ。(あ、選択している部分の色はデフォルトなら青かと。私がカスタマイズしてるのでこんな色です。。ウインドウの上の色もね〜。)こうやってクリックで各コマを選択し、それぞれのコマでレイヤーパレットを使って必要なレイヤーの表示・非表示を切り替えるのです。「3」が、そのコマの表示時間。この部分のクリックで表示秒数を変更できまする。

 「4」のクリックでアニメの繰り返し回数を設定。通常は「無限」ですが、何回かで動きを止めたい時はここで回数を指定〜。「5」は再生ボタン。動きを確認したい時にクリック〜。「5」と「6」に挟まれているボタンはトゥイーンボタンです(トゥイーンについてはまたこの後で)。。アニメパレットの使い方はこんなもんですな。

 では、次でアニメのそれぞれのコマをご披露〜。

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